ル・コルビジェのソファのLC2とLC3は、見た目にも違いがありますが、最も大きな違いは座面の作りにあります。
LC2はダブルクッションで、座面に高さと固さがあるのが特徴で、日本人男性でも少し高く感じられる程度となっています。見た目にも重厚感たっぷりで、全体的にしっかりとした印象を受けます。また、1人が腰かける座面の幅と奥行きがやや狭く作られているのも特徴の1つとなっています。全体的にかっちりとした作りとなっているため、オフィス向けと言えるでしょう。
一方、LC3の座面はシングルクッションとなっています。LC2よりも5.5cm程低く作られているため、比較するとその高さの違いは一目瞭然でしょう。座面の幅や奥行はLC2よりも広く作られているため、ゆったりとした座り心地になっています。座面も低く、フェザーなどふっくらとした素材を使用することも多く、リラックスして座れるため、家庭向けのタイプといえるでしょう。
なお、張地の柔らかさなどについては、リプロダクト品のため商品の素材によって異なる部分があります。LC2はビジネス向けで重厚感を与える張地の素材が選ばれることが多く、LC3の方が柔らかい素材で作られていることが多いようです。